2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

井戸の茶碗

くず屋の清兵衛 以前は士官もしていた卜斎から 仕方なく買った仏像 すぐに侍の佐太夫に売れる 仏像を磨いていると 中から小判50両 貧窮案じて返すため清兵衛に 卜斎、受け取らず 大家の仲裁 品物と引き換えに20両 品物は名器「井戸の茶碗」 300両に …

唐茄子屋政談

若旦那の徳三郎 花魁に入れあげ勘当 世話してくれるはずの花魁に断られ 昔の番頭、叔母さんからもあしらわれ 行く場所失くしてついに身投げ 助けてくれた叔父さんの家 働くことを教わるため 唐茄子屋に 拙い足取り 売れぬ唐茄子 見知らぬ人に助けられ あとの…

代脈

若い医者の銀南 先生の代わりの往診へ 段取りは全部教えてもらい 喜び勇む シコリを触るとオナラがでる 器量よしの病人の娘 先生のようにしてみたくて つい触って 大きな放屁 あわてて誤魔化し方も真似てみる 人の好奇心が人の羞恥心を曝け出す よくあること…

たちきれ線香

落語によく出てくる 遊び好きの若旦那 毎夜毎夜のお茶屋通い 一味違う 小糸への一途の恋 番頭に叱られ蔵住み100日 80通の手紙知らず 忘れる決心 芝居の約束も ついぞ想い出さず 最後の手紙を手に急ぎ足 小さな位牌 ひたすら待ち続けていた小糸の名 若旦…

質屋蔵

質屋というもんを、どこか勘違いしてまして 一時金のために大切な物を預けるためだったらしく それがいつの間にか、単に物を金に換える場所になってしまった 本来、預けた物には大切な想いがあったようで この質屋の三番蔵にはそんな大切な物ばかりが入れて…

搗屋幸兵衛

小言の幸兵衛 毎朝見回りで小言言い 家に戻って小言言い 以前搗米屋だった家 貸家に出して じっと待つ 豆腐屋に小言で追い返し ついに来ました 搗米屋さん 話せば長い身の上話 器量よしの女房の馴れ初めから 妹を娶うまで 行儀の良い搗米屋さん 叱られながら…

百年目

真面目な番頭はん 花見酒 ハメ外した姿で主人に遭遇 思いっきり落ち込み 仮病に 自暴自棄 さすがは旦那さん シビアな対応 喜びながらも、諭す 部下への厳しさは 己の余裕のなさ 遊びが懐を深くする 隠れ遊びの狭量さ 金勘定だけは しっかりしていた番頭はん …

紙入れ

知らぬが仏 嫁と不倫未遂の新吉 忘れ物を取りに来て 零し始めた オンナの悩み まさか我の嫁とは思わない 旦那はん、根掘り葉掘り、興味に親身 新吉の方は ばれていないかと懼れながら話を続ける 証拠の紙入れの行方は・・・ お内儀、抜かりないと胸を張る 亭…

抜け雀

浄瑠璃 「双蝶々曲輪日記」より 「親に籠をかかせた」 宿代にと 衝立に書かれた5羽の雀 絵から抜き出る噂が客を呼ぶ 小田原の殿さん 千両の値を付けるが 約束で売れない ある日のこと 老体現れ「この雀は死ぬ」 絵に加えられた鳥籠に 雀が入ってまた客を呼…

不動坊

友の陰口が 友の嫌がらせを呼ぶ 器量よしの未亡人、お滝を娶るに嫉む 独り者達 夏の風物詩の幽霊も 冬には寒い 講釈師 不動坊に代わり道斎 お滝への想いから幽霊役に 妬まれた金貸しの利吉 幽霊に臆せず 残した借金の叱咤に 土産のお金 働き者ゆえ貯めてたお…

まんじゅうこわい

好きだからこその 「まんじゅう、こわい」 先を見越して 褒美に授かる なるほど・・・ 「嫁はん怖い」てのも 同じかも!? 賛否両論・・・!?

崇徳院

若旦那の病 熊五郎が訊けば 恋わずらい 「銭のある奴はしょうもないことで患いやがって」 親旦那からの 借金帳消し、蔵付五件の借家、お礼の一時金に 熊五郎夫妻は一転必死 嫁はんの言いつけ通り 床屋と風呂屋めぐり 手掛かりなく諦めかけに 上の句がつなが…

浜野矩随(はまののりゆき)

少し趣向が変わりますが、 この浜野矩随の話、今の当方の身に沁みます 会社員から自営業へ、またしても会社員から自営と身を移しており、48歳になる現在、これまでにない制作物を生業にしようと試行錯誤の日々です 奮いにもなり、励みにもなり、苦しくもな…

寝床

下手な浄瑠璃 わめき声 機嫌良ければ、なお気ィ悪い 会への誘い 丁稚相手に欠席の言い訳 提灯屋、豆腐屋、金物屋さん、長屋の面々からその他の人 旦さん怒ったと知ると 手の平返しての参加 権力からは 逃げ切れない でも 寝ても気付かん旦さんだからこそ 怒…

子ほめ

己の欲のため 人を導く 詐欺に似て 詐欺とは違う 互いの欲を立てる 商売と同じ まずは、信用のための悪口から 仕事の手腕から年齢、子供の人相の賞賛 上手い事いけば ご馳走(酒)にありつける・・・ 「世辞」 一つ違えば怒りにも 嫁への機嫌取りなど 焦るほ…

牛の丸薬

商売は詐欺? 騙しもテクニックのうち ただの土を丸めただけの丸子を 薬として売る 牛に仕掛けられた手段 実演販売の効果たるや なにより知らぬ土地で 昔馴染の顔となる技 情報仕入れ 商売相手の富豪 誰も彼も年より相手 人の良さは 弱さ 思い込みは 過信 敵…