2016-06-04 崇徳院 落語>私事ですが 若旦那の病 熊五郎が訊けば 恋わずらい 「銭のある奴はしょうもないことで患いやがって」 親旦那からの 借金帳消し、蔵付五件の借家、お礼の一時金に 熊五郎夫妻は一転必死 嫁はんの言いつけ通り 床屋と風呂屋めぐり 手掛かりなく諦めかけに 上の句がつながる 「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」 相手の嬢も恋わずらい 末の句 「われても末に 逢わむとも思う」 われて逢わむと いくら情緒に言えど 捜してくれたから 人が動いてくれたから せっかくの思いは金に換算された 「銭のある奴はしょうもないことで患いやがって」 恋に限らず 熊五郎の通りとしか言いようがない