2016-01-01から1年間の記事一覧

道具屋

道具を売りに阪町へ マシな物はなけれど なん度か求める人はあり 欠点を隠さず言う 売れずに焦って悪循環 笛にはまった抜けない指 千載一遇のチャンスとみて 勘定に熱が入る・・・ こうして夢は盗まれる 元々夢は他力本願 どれだけ望んでも 一人で叶うもんじ…

九日目

九日目の朝までの命 死神から告げられる 思い残さない人生とは・・・? 悪がきをどついて 他人の嫁の悪口言って おんな風呂に着物で入って スッとして、あとはただ死を待つ 一番スッとしたいのは 死神の方だった それにしても・・・ 命の使い方も様々 まった…

煙草の火

倍返し 恨みでなく、お金のことなら むっちゃ嬉しいこと 本当の金持ちは 遊び慣れてても ひきらかさない あまりある余裕 投資をけちれば 返りも少ない 当然のこと 値踏みをされたのは 見知らぬ人では無くて 店の方 取り戻したいもうけは もう煙の中 上手い!…

錦の袈裟

一番下っ端 勘違いから 一番モテる 芸者の誰も 誰が主か、誰が金持ちか 必死の観察 必死も過ぎれば勘違い 裸踊りのための錦の褌を揃え 困る与太郎 なんどか錦の袈裟を借りてくる 芸者も無茶な勘繰り 殿と察して持ち上げる 人って・・・ 身に付け物が肝心らし…

へっつい幽霊

幽霊がでるへっつい(かまど) 構うもんかと買う なんと へっついから300両 使い切って知る 幽霊の想い ばくち打ちは死んでもばくち打ち ばくち次第で成仏も延び延び・・・ 残されたお金に怨念 きっと 財布の中のお金の一枚一枚にも 誰かの怨念が詰まって…

長短

幼馴染でなけりゃ出会わない!? やたら気が短い男 気の長すぎる男 気が長けりゃ 話も長い 気が短けりゃ 粗相も多い 間を取って 程良い男が丁度いい!? 美人顔 平均値に過ぎないって 普通、平均、皆同じ 確かに 世の中楽しくない でも、美人ばかりなら悪く…

花色木綿

何もない家 泥棒も泥棒 盗まれる方も盗まれる方 物ない 物知らない 柄なんか知らない なんのリスクも無い 貧乏人にとって 千載一遇のチャンス 金ない者が 世の中、味付けする 金ない者同士の騒ぎ 金ない者の知略 貧乏人は、貧乏人を陥れて 這い上がろうとす…

三井の大黒

大工仕事への文句言い 喧嘩の騒動 棟梁、間に入り 身預かり 大工の腕は良いらしい が、一日仕事に出たきり 市のために大黒彫りを勧め 部屋に籠る 招かざる客になり 数日経って訪問者 三井からの使い 約束の大黒を 100両にて 棟梁へのお礼を渡す またして…

青菜

植木屋さんに 早目に上がってもらい 慰労の名酒に鯉 山葵に驚き 仕舞に青菜・・・ 美しい奥 「鞍馬から牛若、九郎判官」 旦さん 「義経、義経」 隠語に感心 植木屋さん 早速家で段取り 果たして・・・ 隠語好き日本人 今も昔も言葉遊び 和漢様、どこもかしこ…

真田小僧

賢いとは? 生きるに長けている となるでしょうか この小僧 容易く親を手玉に取り お金をくすめ取る 熟知している 大人の悲しいツボ とはいえ、 小僧であるうちが花 大人になっても 手玉に取れるか!? どんな欲望、欲求にも 当然対価は付き纏う まして 生だ…

くやみ

お悔やみの席でも 嫁はん自慢 なんて素晴らしい!! 何を話してても 嫁はん自慢 なんて素晴らしい!! 男の自慢しィはカッコ悪い!? でも 他に何一つ自慢が無いのなら それもまた美し!

夏の医者

医者を求めて山二つ 連れてまた戻る 道違い 途中にウワバミ 喰われても さすが医者 あちらこちらでお呼びがかかる 夏の山道は大変 急に必要になるからこそ また厄介 抗いようのない現実 医者は遠くにありて 想うもの・・・

宿替え

宿替えに みな持っていく 俺に任せとけと親父さん なんやかんや減らして なんとか出て行く おかみさん着いても 居る筈の親父さんが居ない とうの先に出たはずが あちらこちらで 寄り道、迷い道 箒をかける釘を打つ それだけのことが・・・ これも相当な一苦…

碁泥

熱くなる碁 泥棒でさえ見たくなる かみさん、煙草の火の跡に 碁禁止 別部屋にての提案も 夢中になれば 約束反故 庶民の楽しみの碁 止められる者は誰もいない 野球、相撲 楽しみ少なけりゃ、皆仲間 近代化、グローバル化、多様化 長屋が積み上がったようなマ…

映画好きの猫 ドラマとの比較 良い悪いの評論 標準語で、紳士的かと思いきや チャンネルはプッシュにして欲しい やら 魚を買って来て欲しいだの 言葉が通じることを 良いことに 要求 手間暇を掛ける魚 買うところに その人を想う心がある わかってはいても・…

坊主の遊び

禿げ頭のご隠居 吉原通い 髪結いの親方と同行したのがまずかった 酒癖の悪さ 花魁、気ィ悪く 仕舞には隠居と喧嘩 楽しみの一夜も 花魁は「眠たい」と言う 良いことが何もない 仕返しは 剃刀で剃りまくり 目覚めた花魁 頭を触って何を想う? 嫌がらせは伝染す…

大工調べ

奉行所の捌き 大家の勝ちと思わせ 大逆転・・・ でも、 どうにもスッキリしない・・・ 家賃の形に 大工の道具 「あたぼう」を叫んで 大家の怒りを買う 親方の助太刀も 一両と八百の 足らず八百を巡って 言い争い 奉行所に訴え 即足らずの支払いの裁き 続いて…

住吉駕籠

住吉参詣 大来にて二人の駕籠屋 なかなか客取れず どんな商売も大変 酔っ払いとの問答 乗せたら乗せたで やたらと重い その訳は・・・ ”くも駕籠” 「蜘蛛」は縁起が良いとするのか、悪いとするのか 「雲」の方が 自由気まま ふわふわとして なんだか楽しそう

首ったけ

馴染のお客 辰つぁんに 気遣い無用の紅梅 吉原の男女 あしらい 駆け引き 惚れきっていると舐められて 人の良さにつけ込んで 怒って別れた辰つぁん 向いの見世に通うことに 火事に駆けつけ 溺れかけの女、紅梅 「今度ばかりは」 って・・・ 輝かしいと信じて…

馬の消えた日

午年にゾウ 絵馬は絵象 幌馬車は幌牛車 競馬は競キリン 群馬県は群熊県 しまいに、ジャイアント虎場 やっと目覚めて 食べる雑煮は・・・ これまでの価値が一変してしまうよう 突然存在が消える 消える筈のない存在・・・ 何かが入れ代わって存在していて・・…

悋気の駒

使用人の誰も彼も 大旦那の行き先、口閉ざす ご寮人さん、お饅を餌に 戻ってきた定吉に問い詰める 大旦那の駒 ご寮人さんの駒 お手掛けさんの駒 回してみると・・・ ”欲望”は日々膨れ 駒のように一所に留まらない 悲しいかな 望もうと、望まないにしても・・…

算段の平兵衛

「算段の平兵衛」 困った時の 算段に平兵衛 一つのことに異様に秀でて呼ばれる なんて格好良い!! 庄屋はん 二号さんのお花を平兵衛に うまく納まったはずの過去 それが悲劇(喜劇)の始まり 平兵衛、手切れ金やらで遊びまくり ついには博打で底をつく お花…

さんま火事

吝い(しわい)人 「吝」なかなか聞かない言葉ですが 「ケチ、惜しむ」との意味 蛤の殻を運ばせ 子供から炭をまきあげ 罠に驚きもしない 長屋の連中、怒り心頭 大家と相談 困らせる手段 「河岸だ!河岸だ!」=「火事だ!火事だ!」 さんまの煙 結末は・・・…

猫の皿

絵高麗の梅鉢 まさか猫の餌用とは・・・ なんとか手に入れよう 猫を可愛がる しかし、上には上が・・・ 賢いとの自覚を 逆手に取る 詐欺も商売も 昔から色んな手口があるようで・・・ こんな罠に嵌められたら 醜い裸に晒すより恥かしい! 店主は何度 ほくそ…

三枚起請

超えてはいけない 暗黙の道徳 男女の仲も ドーピング検査のように 股間まで調べてくれたら助かるのに・・・ 結婚を餌に 男から金をもらう 信用のための起請文 渡した男の数 少なければバレなかった1? 知り合い三人寄れば 同じ起請 わざわざの証拠書かんで…

高津の富

富くじ 買う嵌めに陥ったのは 思わぬ見栄から 金のあるフリして 話を盛る盛る 門から家まで四日 盗賊も千両箱取り放題 そんな富豪 いるはずない 信じた宿主 一分の富くじの行方・・・ はずれると思っていたら・・・ 1000両の一番くじ 金持ちのフリに騙さ…

ねずみ

東照宮眠り猫の 左甚五郎 彫刻の大名人 番頭に嵌められて 台旅館の虎屋から 物置小屋のねずみ屋に ねずみを彫ると まるで生きているよう お蔭で宿は大盛況 負けじと虎屋が虎を彫ると ねずみが怖がる 理由は・・・ 出来そこないが一番怖い!? もしかしたら …

替り目

「酔っ払い」 素敵な言葉です が、呑まない人には 相当な嫌われ者 世間は、いつしかスマートで 許容も狭く いえいえ、無駄こそ人生の醍醐味 騙されてはいけません 落語に戻り・・・ うどん屋に持込み酒の御燗 もちろんタダ 期待したうどんも食べてくれず 愚…

おかめ団子

大根売りの多助 毎日母親の笑顔のために 団子一盆買う 母親に布団 買ってやりたいと 団子屋へ泥棒に 娘のお亀 枝に帯をかけ、首くくり 止めに入って店の主人に見つかる 罪を憎まず 孝行に感心 婿に迎えられる 悪いことでも、義があれば美談にもなる 善者に善…

高田の馬場

アクセスをどう増やすか? 商売の基本は 店舗販売もネット販売も いつの時代であろうと同じ 生死を掛けた決闘 血を見るとなれば 否が応にも人は興味津々 喧嘩相手 まさかグルだと思わない 高田の馬場は人で溢れる やはり、この世の中 賢い人達に 知らず知ら…