2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

三枚起請

超えてはいけない 暗黙の道徳 男女の仲も ドーピング検査のように 股間まで調べてくれたら助かるのに・・・ 結婚を餌に 男から金をもらう 信用のための起請文 渡した男の数 少なければバレなかった1? 知り合い三人寄れば 同じ起請 わざわざの証拠書かんで…

高津の富

富くじ 買う嵌めに陥ったのは 思わぬ見栄から 金のあるフリして 話を盛る盛る 門から家まで四日 盗賊も千両箱取り放題 そんな富豪 いるはずない 信じた宿主 一分の富くじの行方・・・ はずれると思っていたら・・・ 1000両の一番くじ 金持ちのフリに騙さ…

ねずみ

東照宮眠り猫の 左甚五郎 彫刻の大名人 番頭に嵌められて 台旅館の虎屋から 物置小屋のねずみ屋に ねずみを彫ると まるで生きているよう お蔭で宿は大盛況 負けじと虎屋が虎を彫ると ねずみが怖がる 理由は・・・ 出来そこないが一番怖い!? もしかしたら …

替り目

「酔っ払い」 素敵な言葉です が、呑まない人には 相当な嫌われ者 世間は、いつしかスマートで 許容も狭く いえいえ、無駄こそ人生の醍醐味 騙されてはいけません 落語に戻り・・・ うどん屋に持込み酒の御燗 もちろんタダ 期待したうどんも食べてくれず 愚…

おかめ団子

大根売りの多助 毎日母親の笑顔のために 団子一盆買う 母親に布団 買ってやりたいと 団子屋へ泥棒に 娘のお亀 枝に帯をかけ、首くくり 止めに入って店の主人に見つかる 罪を憎まず 孝行に感心 婿に迎えられる 悪いことでも、義があれば美談にもなる 善者に善…

高田の馬場

アクセスをどう増やすか? 商売の基本は 店舗販売もネット販売も いつの時代であろうと同じ 生死を掛けた決闘 血を見るとなれば 否が応にも人は興味津々 喧嘩相手 まさかグルだと思わない 高田の馬場は人で溢れる やはり、この世の中 賢い人達に 知らず知ら…

胴乱の幸助

隠居の身 喧嘩の仲裁に生き甲斐 名誉のため 暇のため こっちはタダ酒呑めたら良いだけやのに・・・ 喧嘩の仲裁のためなら 何処へでも 浄瑠璃の世界 京都へと三十石船 働き通しの世間知らず 空想の世界を知りもしない あげく、己が遅れたせいに・・・ 虚栄心 …

三十石夢乃通路

伏見人形を見てから 船で大阪へ下る 伏見の浜で 「お下りやさんやおへんか」と女子の声 船待つ人々 碁に将棋、商人の金勘定に爪抓み 船宿の番頭 名を聞くだけで一苦労 いよいよ舟が出るところ お婆の女中が乗り込んで 舟歌が始まる 三十石(舟)は夢の通路 …

動物園

これといった天職に 巡り会わないと嘆く 力ない 口は下手 朝ははよ起きん でも、それなりに金は欲しい こんな男にも 合う天職 檻の中で虎になる 力は要らん 時折吠えれば良い 朝は10時 寝ててもOK これで一万円 天職と思う瞬間 ライオンとの対決 自らに…

宋珉の滝

作品は己の魂 酔いも味、余興 されど、魂までが 酔いどれる・・・ 100両の作品には 100両分の魂 評価は他人 されど、本当は己も知っている 脆弱さ、卑小さ 悲しいかな 人はすぐに誤る 慢心に一円の価値なし

子別れ通り

大工の腕は良くとも 賭け事、女好きで働かない 落語によく出る人物 ろくでもない男だが 真面目に働けば稼げる 誰にも見捨てられ 真っ当に 大の大人が 縁りを戻すに 子は必須!? 止められない想い これ以上の幸福はあるか・・・ 後悔って素晴らしい!! 後悔…

因果塚の由来「お若伊之助」

因果な話 男と女 人と狸 若い女と男 三味線を通じて 心も通じる 追い出せば 恋煩い ついに男を見間違える・・・ 狸の悪役ぶりは 人のせい 人の弱さが狸を悪にする それが話の優しさ 人を責めないことで 促す だから 話通りに信じ込まないで 簡単に受け入れな…

あくびの稽古

度を越した稽古好き しかも下手の横好き 次は・・・ なんと・・・ あくびの稽古 ありえへん!? けど、有り 何でも有りの国バンザイ! あくびの仕方に迷う時が来るかも!? 時流によっちゃ ついこの前には、ありえへんかった仕事も生まれるし 下げは見えても…

明烏

度を越した真面目さ せがれの時次郎 源兵衛、太助に お稲荷さんへ参ると騙され 吉原へ 花魁たちにかまいなく 女遊びを蔑んで 空気は台無し 翌朝、すっかり参った太助 時次郎を前に、ひっくり返る ありがちな思春期 嫌いや好きは 格好が良いの悪いの 他人を振…

居残り佐平次

居残りが生業に ありそうで、ない 警察に突き出しても 一文の得にもならないのなら・・・ 飲み倒し 店で人質の 居残りの佐平次 次第に店に溶け込み 指名も入り、懐暖かく 困るは若い衆 食扶持減る 居残りで稼ぐ 負を正に 完全に盲点 しかし、己に自信がなけ…

軒づけ

浄瑠璃 流行の趣味 今なら夜の路上ライブ!? 何処でも「煩い」 目当ての鰻の茶漬け 夢のまた夢 「テン・ツテンテン」 不気味な三味線 真夜中のだみ声 怪しい集団・・・ 夜は長かろう テレビもゲームもなければどう過ごす!? 将棋に浄瑠璃、お化けに妖怪、…

富久

酒で失敗ばかりの久蔵 富くじ買って高いびき 半鐘は火事 しくじった田丸屋の方角 駆けつけて出入り許され 火事見舞いの酒で高いびき またも半鐘 家の方角 全焼で田丸屋に居候 思い出す富くじ 買った番号=当選番号 札無しで、必死の抵抗むなしく 項垂れて戻…

池田の猪買い

池田へ猪買い 方角も道も知らず 甚兵衛さん、その他の人 散々迷惑 尋ね尋ねてなんとか 漁師の六太夫の家へ 新しいものが良い 一度聞くともうそれだけ 目の前で捕らねば信用ならん 買うことだけにはえらい強気 六太夫、腰を上げて猟に出る ダダーン! ついに…

権兵衛狸

狸は一体何しに来たか? 扉を叩くだけの悪戯 捕まって狸汁になるところ 罰は坊主頭 放され 感謝感謝 髭にこじつけ 戻ってきたは 権兵衛さんに会うためか・・・ 負けず嫌いか・・・ 狸汁のリスクを超えた愛物語に違いない!? 深夜は敵わん 独り者の権兵衛 昼…

お茶汲み

吉原帰りの松つぁん 紫花魁の身の上話 恋仲の相手 駆け落ちの末 男のために花魁に 途絶えた手紙を辿れば 息絶えた男 止むにやまれず続ける花魁 あなたは男にそっくりだと言う それは聞いた勝つぁん おはこの身の上話を奪い取る いよいよ涙の場面 紫花魁 「待…

七度狐

お馴染の喜六、清八 お伊勢参りへ 奈良の山中にて けったいな煮物屋で何も食えずで こっそり持ち帰り これが因果の始まりか 無い筈の川を 裸になって渡る二人 傍から見れば 麦畑で裸踊り 辿り着いたお寺で 幽霊に死体 伊勢踊りの大騒ぎ 傍から見れば 石の地…

近江八景

商売女、紅梅との恋 己だけが特別 誰に卑下されようと 聞く耳持たない 決着に 占い士に聞いてみる 良縁と思いきや悪縁 他に想い人あり 気ィ悪い易には 膳所不要 去るのみ! 当たるも八卦(景) 当たらぬも八卦(景) 来年の三月を楽しみに待ってたらええやん…

時うどん

勘定遊び 16文のうどん 二人合わせて15文 支払い時が腕の見せ所 喜六、清八の真似したく 同じ間で技に挑む アホの喜六 記憶力抜群 ただ、刻の違いが頭になかった 嫌な支払いも 楽しくしたい きっとそれだけの想い 例え3文損しようと きっと小さなこと …

試し酒

一刻で5升 飲めるか飲めないか 勝手な賭け 考えると言って 試した5升 もう一度飲めるか!? 豪快さとは裏腹に 主人への迷惑を考えて試し酒 不安だったのは 量でなくて 時間だけ!? 常識とは人一人分 もう隣の人に通じない この国は昔から 自由で 奔放で …

干物箱

声マネで居留守を使う 授業での点呼の 幼稚な手段 されど侮れぬ腕前 声マネの上手な男、善公 身代わりを頼む、若旦那 秀でるものあれば稼ぎになる でも・・・ 人の尻拭いに関わっては 割に合うか 合わないかは 開けて見なければわからない 過信塗れ、侮り塗…

そば清

ウワバミの話は他でも出てました ここでは、清兵衛 そばをどれだけ食べられるかの賭けを生業に 限界を超えるには・・・? 満腹に苦しむウワバミの 人食い後の赤い草 最後の切り札にして この世から消える 人を溶かす草 現代、そこかしこにあります

千両みかん

季節はずれの蜜柑 手に入るはずのない蜜柑 若旦那のため 自分のために 天満の赤門市場 残りに、やっとまともな蜜柑が一つ いくらでも買う 傲慢は慢心 あげるはずだった店主は一転 1000両の値に 買える筈のない 諦めていた番頭に 大旦那は出すもの惜しま…

かぜうどん

冬の夜は うどん屋 でも 時には 子供の小便の灯り 時には よっぱらいの汚れ取り あかんと思っていたら 小声で10杯の注文 再度の小声に また10杯かと・・・ 風邪の時はうどんが良い 身体温め 心温まり 栄養よりも温か味 ああ、嘆くべきか 一本の麺にも及…

始末の極意

徹底した始末(倹約) 時には命がけ 一枚の紙は三回使う 字書き、鼻かみ、尻拭きに 飯のオカズは 梅干し効果と鰻の匂い 人からもらうストーリー 智恵の駆使 精神鍛錬はまだ極意にあらず 極めるは感嘆 賞賛を超える 損得も感情などなく 極意とは 神仏に似て …

戻り井戸

丸い闇に 星の光 どうして井戸に落ちているのか 叫び続けて、助けられ その上酒までご馳走に 恩から ド田舎を褒めるが 酔いが回るにつれ侮蔑に変わる 起きてみれば 降り出しに 短時間なれば、笑い話 本音と建て前 お互い様 殊に、侮蔑を支えに生きている <…