雨乞い源兵衛
一子相伝の雨乞い
出鱈目な血筋は
知らされることもない
先祖の源兵衛
血を引く源兵衛
雨が一番の大事
食えるか飢えるか
責任を一手に背負わされる
運よくすぐ雨
降り過ぎで今度は雨止めの依頼
運よくすぐに晴れる
放っておけば
いずれ好転したであろう天候
人力の過信によって
運よく源兵衛の手柄に
でも、源兵衛はリスクを背負った
村人は悪口ばかりで、誰もリスクを取らない
今、日本の企業は
人力(企業の大きさ)の過信、驕り、神頼み
挙句にノーリスク、ハイリターン
工場は巧みの精神
もう長いものに巻かれる時代は終わりを告げた
大功績(?)の源兵衛はんのように
大企業さんから器量悪い娘を押し付けられても
かなわんし